おお振りとへうげもの雑感

というわけで、昨日買ってきたおおきく振りかぶってへうげものの新刊を読んでます。


まずはおお振りですが、5巻から続いている桐青戦の続き。あいかわらず先を読めない熱い展開で、さすがひぐちアサという感じです。やっぱりキャラを一人一人しっかり丁寧に書いているのが実感できますね。この巻では2巻でヘマしていらクソレフト呼ばわりされていた水谷が見事に名誉挽回の大手柄立ててますし。あと、カバー裏の「マネジの一日」も面白かったです。


へうげものの方は山崎の合戦から小牧・長久手の戦い後まで。あぁ、中川のお義兄ちゃん死んじゃった(涙)しかし、この人は人物を書くのが上手いです。加藤清正とか石田三成とかメインというほど出番は多くないけど非常に濃いキャラですし。荒木村重もいいキャラしてるなぁ・・・
あと、作中での左介と上田左太郎(史実ではこんな人のようです)のやりとりを見てると一般人が悪い先輩に引っかかってオタクに転ぶというのはこんな感じなんだろうなぁと思ってしまいましたw


追記  どらまん。様の方でこのようなコメントがあったので拝借させていただいたり。(http://d.hatena.ne.jp/doraman/20070125


どんなちっぽけなものにもわびを見出せるって素晴らしい。どんなものにも萌えを見出すオタクや、どんなものでも攻めと受けで考える腐女子にも通じる精神とも言えるでしょうか。


た、確かに!  そう考えるとやはり現代のオタにも数奇者精神は脈々と受け継がれているのですねぇ・・・