零式

というわけで、、本日はコチラの紹介。


零式 (ハヤカワ文庫JA)

零式 (ハヤカワ文庫JA)

前にa-parkさんに進められていたのですが本日読了。
・・・・・・いや、すごいわこれ。
最初に「誉エンジン搭載で600キロ出すバイク」と聞いたときにははい!?とか思ったのですが読んでみるとまったく自然にそういう流れへ持って行く筆者の腕はさすがというべきでしょう。ここまでスピード原理主義に突き抜けた本も珍しいなぁ・・・ そんなマシンが実在するのかとかそもそもどうやって600キロ出すんだとか言う野暮な突っ込みはいったん引きこまれるとすっかり消えてしまいますね。
あと、この世界一応架空の世界となっていますがどう考えても戦後日本としか思えない(かなり悪い展開での)黒さがもがっちり出ていますね。