一途な女の子は美しい   彼女はQ


さて、先日電撃文庫から萌え仮想戦記で名高い吉田親司先生の新刊が出たわけですが。


こちらのことですね。



彼女はQ(クイーン) (電撃文庫)

彼女はQ(クイーン) (電撃文庫)


今回はギャンブルモノか・・・珍しく戦争とか活劇がない作品だな。


それでも登場人物にSFチックな名残が見えるのはやはり作者の趣味かの?


ちなみに基本ストーリーはこんな感じです。


「ギャンブラーにとっていちばん大切なのは自分がギャンブラーだとカモに悟られないこと。あなたも最初はあたしのことを絶交のカモだと思ったんじゃない? いいこと教えてあげる。周囲に目を配って、そこにカモがいなければ、カモはあなた自身なのよ」


灰谷亜美夏。本場の鉄火場でも見破られることのなかったイカサマの天才。看楽倉美子。確率を重んじる数学の天才。二人には一つの共通点がある。ある一人の男の子を狙っているのだ。一方は「運」 を、一方は「恋」 で。――古座間星斗。それは、天文学的確率を1に帰す、天下無敵の強運の持ち主。


今回はトランプの勝負がストーリーの鍵となっているだけあって熱い勝負だったな。


吉田先生こっちのほうも書けるみたいですね。また作品の幅が広がって何よりです。


若干ゲームのルールが分かりにくい専門用語もありましたけど、まぁそこまで難しいわけでもないですしね。


ただ、やっぱり個人的には今回のツボはメインヒロインの看楽倉美子さんでしょうね。やはり健気さはメインヒロインに必須の要素ですよ。


えぇ、ひらがな台詞もああいう使い方すると萌えます。


一途さもありますし。あそこまで思われる子は幸せですよ、ええ。


いや、なんか下手なところに行くとやばい事になりそうな属性も持ってる気もするのですが*1


(゚д゚ ∩)アーアーキコエナーイ


(スタッフの笑い声)


ともあれ、ここでは下手に書くとネタバレになってしまうのですが。お勧めの作品です。

*1:この作品ではそんなことないけど